『ボクらとオカンの・・・・漫才な日々』 |
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先日、8月14日(土曜日)の夕方
リセルの歩き方が変になった。 1998年1月3日生まれ 発症時12才8ヶ月 病院での診断は、『特発性前庭疾患』 この『突発性』というのは、原因不明だそうで 中年~老齢に起きるそうです。(5才ぐらいで発症した子も) <リセルの症状> 眼揺:目がすごい速さで左右に動く(目が回った状態) 目がまわっているので、まっすぐに歩くことができない 三半規管が狂っているため、平衡感覚がなく私を見つけることもできなくなる 斜頚で、右に傾いていることと、右側の神経が麻痺しているので唇が下がり舌が出たままになってしまう このことにより、食事をするがうまく食べられない 酷いときは、手ですくってあげないと食べることに疲れてしまい倒れこんでしまう 水を異常に欲しがる。三半規管から来るものなのか体を冷やすために氷をあげたいのだが頭が曲がっていることでうまく食べられず落としてしまう。なので、カップの練乳ミルク氷菓子をあげた。 だんだんと気持ちに変化が見られるものの「心」と「体」はバラバラ 本犬の気持ちは、飛びたいものの、体がついていかずコケたり落ちたり、という危ない状況が見られるようになった。 ので、私自身床で寝ていつでもリセルが私を見つけられるような位置に リセル自身が、温度や気持ちを落ち着けられる場所にいけるように部屋の中では自由にさせた 当初、危ないこともあり他の犬たちをバリ生活にさせた が、リーダー犬だっただけにどんなに暴れるしゅしゅやぶぶでも居るほうが気持ちが安定するようで ジュニとしゅしゅとぶぶだけは、ずっと一緒に過ごさせた(しゅしゅとぶぶだけ夜はバリに入れた) 「前庭障害」は、体のバランスを保つことができず・・・ まっすぐに歩くことができません。そして、倒れこんでしまったりします。 眼揺があり、目が右側に引っ張られ『目が泳ぐ』とでも言いましょか、目がまわり、小刻みに眼球が動いてしまっていました。 リセル自身何が起きたのかわからず、パニック状態 倒れこむと悲しげな目で私を見て「なんか変。。。」と訴えかけてきました。 この病気は24時間以内がイチバンひどい状態になるらしいですが、 リセルの場合は、上がり下がりを繰り返し、一週間後がイチバン酷い状態になりました 夜中には、頭がグラグラ動き激しい息をして、頭を下げることができません。 かなり苦しそうで、眠ることができない様子でした。 しきりに水を飲みたがり倒れながら水のみ場に行くので、もし水の中に倒れこんで起き上がれなかったら と、私自身も眠ることが出来ずに一夜を過ごしたこともありました。 この病気は、「原因不明」ということもあり病気を確定することができないそうです。 全身麻酔をし、CTやMRIをし他の病気を除外することで診断するしかないそうです。 ただ、病名がハッキリしたところで原因は・・・わからないことが多い 原因がハッキリしていれば、対処のしようもあるのですが・・・ナイ。 対象療法として食欲がない場合は補液や栄養補給、吐き気がある場合は吐き気を止めるというように症状にあわせて治療を行うしかないそうです。 後遺症が残る可能性はあるが、1~2週間で少しづつ改善していく病気だそうです。 かかりつけの獣医さんに診ていただいた結果、「効いた」という例もあるが、「効かなかった」ということもあるという「ステロイド」を使うことになりました。 ただ、副作用も心配されるのでできる限界を見極めなければなりませんでした。 私の場合、かかりつけの獣医に加え、友人の獣医からアドバイスをもらっていました。 友人は、「ステロイドは・・・」の考えを持っていました。私も、副作用があるステロイドを飲ませるのは・・・ でも、彼は大阪という離れたところに居るため、現在リセルの症状を電話でしか伝えることが出来ませんでした。 なので、リセル診察できるかかりつけの獣医が判断した「ステロイド投与」を試みることにしました。 ただ、一週間以上続くようならば・・・どうするか考えるという方向で 友人の彼からのアドバイスは「兎に角、時間がかかる」とのこと この病気の場合、することといえば「対処方法」しかない。とのハナシ めまいから「嘔吐」の様子が伺えれば、吐き気を止める薬を飲むとか・・・ そして、イチバンの治療薬は「飼い主の笑顔」だと。 この病気は、だんだん緩和されていくという、 まず、目の揺れが二週間ぐらいかけて緩和され、 次に斜頚(頭が曲がった状態)がだんだんと良くなるとのこと そして、斜めになったままの子も居れば、半年かけて治る子もいるという。 兎に角、時間のかかる病気だ。もちろん、絶対に治るという保証はどこにもナイ リセルの場合、年齢が13歳ということもあり・・・もつのか?という不安がよぎった が、「絶対、草原を走らせてやる!」という思いを胸にこの病気と闘う決意をしました。 『前庭障害』とは、『命』を奪う病気ではないというが、治るという保証がない病気です。 3種類の薬を飲ませ初めて3日目 イチバン酷い状態になりました 目のゆれはゆっくりなものの、右側に引っ張られているので絶えず自分で左に戻そう、戻そうとリセルがしている状態 頭は右に傾き、完全に立つことが不可能な状態になってしまいました。 頭を床につけることもできず、首の筋肉が右に引っ張られています。 顔は、無表情。とても悲しい目をしてしまっていました。 独りで居させることは、私を探しパニック状態を引き起こしてしまうので仕事に連れて行くしかありませんでした。 歩かせるとパニックになってしまうのでバリケンの中での生活のみ。 そして、2時間おきに要観察。 抱っこして移動させたくても、頭が安定せず腕の中でグルングルンまわってしまう状態に・・・ この時点で、病気が発症してから12日目の出来事です。 薬も効かないのか・・・悪くなる一方、、、 私自身も、一週間という看病生活の中・・・ 疲れもピークに来ていたのか『命を奪う病気ではない』というにもかかわらず こんなにリセルがツライなら、『安楽死』という考えも浮かんでしまいました。 が、次の日 少しだけリセルの状態が安定したように感じました。 それから、日々 少しづつではありますが良い方向に向かいはじめました。 まず、抱き上げたとき『首の位置』が自分で固定できるようになってきました。 なので、腕の中で暴れることが少なくなりました。 これが一番最初に感じた、良い方向への兆しでした。 薬を飲み始めて一週間目 再度診察に行く 目の揺れが、治まっていた。が、ぶり返すといけないのでもう一週間薬を投与ということに。 目の揺れが治まるまで歩かせることを禁止されてきたが、解禁に^^ 歩かせることをあまりさせないで来たので、かなり筋肉が落ちてしまった。 毎朝、公園でリハビリ開始^^ 私を見失うことや、まっすぐ歩けないときはあるけれど嬉しそうにスキップしながら来ることもできるようになりました。 そして、発病から18日目 初めてボール遊びをしたいと訴えてきた 斜頚は、完全には治っておらずぶつかることもあったり動きはスムーズではないけれど 心は、元気な時のリセルに戻ったように感じます。 そして、ソファーの上に自分で飛び乗り、降りることも^^ 20日目 病院へ かなり良い経過と診断 完璧に治る!という言葉は出せないものの 「もしかしたら、治る見込みがあるかも・・・」という先生からの言葉を頂くことができました。 完全には、治らないかもしれないけど^^リセルの心が晴れているのなら 十分です もちろん、治ったにこしたことはないけれど年齢も年齢のリセルさん 13歳だもん、ゆっくりゆっくりよくなっていければいいんです そして、お薬も「ステロイド」が一日おきになりました 他のお薬(ビタミン剤と脳へのお薬)は、もうちょっと長い間飲ませないといけないのですが・・・ ただ、ステロイドを一日置きにした場合、目の揺れが戻る場合があるので要観察を言い渡されています。 戻らないといいなっ 歩き方がヘンって思った、次の日・・・こんなにも元気になっていたのに この次の日、落ちた 2、3日、このアップダウンを繰り返し・・・とうとう、状態は悪化 私が、安楽死という言葉を脳裏にかすめるほど病状は悪化した
by taisho_k
| 2010-09-04 12:01
| 病気
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