『ボクらとオカンの・・・・漫才な日々』


北海道で暮らすボーダーコリー9頭とオカンの生活記録
by taisho_k
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ジュニや大勝が生まれた日

犬の出産とは、とても難しいことです。
回を重ねていくたびに、「責任の重さ」が大きくなっていきます。

そう、犬の交配。出産というものはとても簡単であって、とても難しいのです。
人間のエゴによって命を生み出してしまうのです
その「命」の責任の重さの責任があるのです。

交配をすすめません。だって、こんなに難しくてキツイことはないもの。
そう私は思います。
うちの犬たちは、私の犬であって私の犬ではないのです。
この子たちは、イギリスからやってきました。
私が牧羊をしているということがあってわけていただいた大切な「牧羊犬」たちです。
イギリスの羊飼いたちが大切に創り上げてきた血統です。
その血統を汚さぬように、責任をもって受け継いでいかなければならないのです。
私が惚れ込んだイギリスの素敵な笑顔をもつ犬たちです。

これは、ちょうど二年前。ジュニや大勝たちが生まれたときの記録です

『出産記録』
am0:30 エイラの息が荒い

       暑いのかもしれないと、ストーブの温度を下げる

am3:00 かなりハアハアしてくる

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am4:00  くるくる回りながら、ウンチの体勢をとり、

       コテンとお座りをするが、

       手足がブルブル震えている。リセルとなんか違う・・・

       そう感じた 怖い

       もしかして、陣痛がきはじめた?

am5:00 息があらくなった、さっきより震えが激しい・・・

am5:15 第一破水!

       破水したのに子供がでてこない

       イヤな予感がよぎる

am5:20 外はスゴイ雪で、除雪しないと車が出せないほど

       とりあえずエンジンをかけ車を暖めておく

       先生から「破水後30分たって仔犬が生まれてこなければ

       何か問題がある可能性があるから、連絡をするように」

       と、言われていた

am5:30 携帯電話を枕元にもってくる

am5:45 うーん 6時になっていないけれど連絡しようか、悩む

      我慢できない、イヤな予感がする

      東京の学会に行っているかかりつけの先生に連絡

      寝ぼけた声で先生が電話にでた「モシモシ・・・」

      後から聞いた話だが、布団をかぶって電話にでたらしい(笑)

      私「先生、エイラの様子がおかしい」状況を説明する

      先生「あと、45分待ってでてこなければ、鈴木先生に連絡して・・・」                         
      鈴木先生とは、もしもの時の為に紹介してくれた近所の病院

      私「わかりました」
 
      電話を切って、エイラをじっと見ているが・・・変化がない

      時間が経つのが遅い

am6:00 除雪して車を出せるようにだけしておこう・・・・すると

      除雪機が稼動している

      私は会社の敷地に住んでいて、

      除雪の為に同僚がam4:00から出勤してきていたのだ

      すぐに飛んでいって

      「ゴメン、エイラの出産がおかしくて

      これから動物病院に行かなきゃならないかも・・・

                                        除雪して!」

      彼は笑顔でOKサインをくれた

      私はすぐにエイラのところに戻り、様子を見ることができた

am6:30 やはり時間になっても生まれてこない、連絡をした

      すぐに先生は電話にでてくれた

      私「西村先生から紹介してもらった・・・」と状況を説明する

      先生「レントゲンを撮った方がいいですね

      すぐに連れてきてください」

      私「はい」

      車は充分に温まっていたし、除雪も完璧にできていた

      感謝!

am6:45 車を飛ばし、病院についた

      先生は、病院を暖めていてくれていた

      すぐに診察台にエイラをのせ触診

      先生「アレ、子供が降りてきていない」

         とりあえず、子宮収縮剤を打ちましょう、

         打って家で2時間ほど様子をみてください」

am7:00 車の中でもエイラは落ち着かない様子

      何度もウンチをする体勢で力むけど、

      出るのは少量のおしっこ・・・

      つらそうだ 何が起きているかわからず、

      すごい不安で私に寄り添ってくるエイラ

      私「エイラ、すぐに家につくからね」

      そう言い続けながら家路を急いだ

am4:05 家に到着

      エイラは産室にはいかず、布団の上にゴテン

am7:15 アレ?座っているエイラがお尻を舐め始めた

      産まれた!そう思った

      第一子 男の子 350g

      
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      エイラは一生懸命、産まれた子を舐めている

      偉いぞ、ちゃんと羊膜も食べてるし、

      ちゃんとお母さんしてるじゃない

      これは、いけるかもしれない そう、思った

am7:30 電話がなった

      東京の西村先生が心配で連絡をくれたのだ

      先生「大丈夫?」

      私「はい、6:50頃注射を打ってもらって、

        今、1頭目がでてきました」

      先生「お~よかった」

      私「先生、次の仔犬がどのくらいででてこなかったら、

        どうしたらいい?」

      先生からのアドバイス

      2時間経って次の子が産まれてこなければ、

      とりあえず一度注射を打つ

      注射を打って45分以内に仔犬が産まれてこないときは

      帝王切開かな・・・

先生「また、何かあったら連絡ちょうだいね」

      そう言って電話をきった

      心強かった、ありがたかった・・・

      

      しかし、それからと言う物まったく陣痛の気配がない・・・

      エイラはしっかりお母さんをして、

      1頭の子を舐めまわしている

      時間だけが刻々と過ぎて行く

am9:00 タイムリミットがきた

      産まれない

      すぐに病院に連絡をした

      私「1頭目が注射を打ってもらって、

      家に到着後すぐに産まれたんですけれど。

      その後、まったく気配がこないんです」

      鈴木先生「注射を打ちましょう、すぐに来てください」

am9:15 仔犬を連れて、病院へ行く

      注射を打ってもらって、また、家で待機

      産まれてこい 祈った

am10:00 45分経ったのに気配なし

       この時間は学会をしているだろう・・・仕方ない

       鈴木先生に連絡

       先生「ホルモン剤が打てるのが、2時ですね

       その頃 来てください

       私「はあ・・・」

       エイラはいとおしそうに子供に顔を近づけて寝ている・・・

pm2:00  気配がこないため、病院へエイラだけ連れて行く

       注射を打ってもらう

pm2:15  急いで家路につき

       1頭目が産まれて来たときのように・・・を望んだ

       が、しかし まったくエイラの様子は変わらない

pm3:25  ダメだ、やっぱり西村先生に連絡しよう

       私「先生、もうエイラがかわいそうなんだけれど

       帝王切開なんてどうなん?

       先生「自分なら、もうとっくにしている

       帝王切開をしても普通に次の子を産むことはできるよ」

       私「じゃあ、鈴木先生に連絡してみる」

pm3:45  電話を切ってすぐに破水した

       30分は待ってみよう・・・しかし産まれてこない

       私「先生、30分くらい前に破水したんだけれど」

       先生「すぐに連れてきてください、注射を打ちましょう」

pm4:15  病院に駆けつけ

       私「先生、帝王切開っていうのは・・・」

       先生「うーん、次にお産したいと思ったとき

       100%じゃないし自然の力を待ちましょう」

       そう言って注射を打ってくれた

       私「はい・・・」

pm5:00  45分まっても産まれてこない

       ダメだ、西村先生に連絡しよう

      私「先生、もう限界・・・

      鈴木先生に帝王切開って言ったんだけれど

      自然分娩でって・・・」

      先生「・・・。遠くてもいい?

      北野に先輩の動物病院があるんだけれど、行ける?」

      私「はい、行きます。」即答だった

      先生「今連絡とってみて、折り返し連絡する」

      私「産まれてた子は連れて行ったほうがいい?」

      先生「時間かかりそうだし、連れて行って!」

      先生の連絡を待つ間、準備をした

      車を暖め、帰りに仔犬たちを入れる箱とバスケット

      すぐに電話がなった

      先生「準備して待っててくれるって、すぐ行って!」

      私「はい」

      北野にある動物病院はその名の通り、

      北野動物病院 寺澤先生

      西村先生いわく、男っぽい先生だから・・・ ・・・ ・・・

      手は確か!

      というお墨付きをもらった


      でも、すごい不安

      友人にメールをした「エイラがヤバイ・・・どうしよう」

      すぐに電話をくれた

      「今、病院に向かっているんだけれど、エイラ帝王切開」

      「何故、何があったの・・・」私の声に驚いている

      話をして少し落ち着いた。安全運転でいこう

      友人にはホント助けられる 感謝

pm6:00  病院の近くまできて、電話をした

       私「今、○○にいるんですけど・・・どのへんですか?」

       北野動物病院「もうすこし走ると、

       緑色の看板がありますから」

       私「はい、見えました。

       今お伺いしますので、よろしくお願いします」

       病院は二階にあった

       扉をあけて入っていくと

       青い服を着た先生が出てきて

       「おーよくきたね、頑張ったね」

       そう言って座ってエイラをなでてくれた

       西村先生が教えてくれたイメージどおりの先生で、

       すぐにこの方が寺澤先生だってわかった(笑)

       先生「生まれた子は連れてきた?」

       私「はい」

       先生「寒いといけないからすぐに保温機に入れてあげて」

       そう指示を出す先生

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       先生「すぐにエコーをとって

       子供たちが息をしているか見てみますね」

       そういってエイラを連れていった

       カウンターに呼ばれた

       看護婦さん「一応全身麻酔しますので、

       こちらの方にサインをお願いします」

       ダメって言ったってこんな状況じゃあ、良いも悪いも・・・

       わかってはいるけど、これ書くのってやだよなあ。。。

       書き終わったころ、先生に呼ばれた

       先生「一応、仔犬達は生きていますね」

       診察台にのせられ、体重を量り、仰向けになるエイラ

       切開の為、毛をそるのだ

       そして、仔犬たちがオッパイを飲みやすいように。。。

       少し多めにバリカンでオッパイの周りの毛を剃ってもらった

       それと、点滴を打つために手もハゲに・・・

       先生「じゃあ、手術しますね」

       私「お願いします」

       バタバタと準備が始まった

       私「先生、手術見ててもいいですか?」

       先生「いいけど、スプラッターだよ」

       私「大丈夫です。実は羊飼いなんで、解体は普通に・・・」

       手術室にいるエイラが心配そうにこっちを見ている

       初めて来たところ、でもって

       周りがバタバタしているから不安なんだろう

       エイラに笑顔で微笑み、

       心の中で大丈夫だよ、がんばれ!そう叫んだ

       別の先生がエイラの口を押さえ紐でグルグルグル

       その後、一瞬でエイラは倒れこんだ・・・

       そこからは戦争のようなあわただしさだった

       台の上でエイラは横たわり、仰向けで足を開かれた状態

       メスがエイラのお腹に入り、切開が始まった

       頑張れ

       どのくらいの時間がかかったのかわからない

       ・・・が、写真に写っている時計は6:30を指している

       
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       まもなく、仔犬が手術室から出てきた

       急いで蘇生をしなければならない

       タオルでゴシゴシ・・・首の後ろをもむ

       仔犬の顔は紫色でぐったりしている、まだ眠っているのだ

       続いて次の子が来た

       「手伝います」思わず声が出ていた

       「じゃあこの子、首の後ろをもんでください」

       1頭目の子が起きてきた、

       鼻に水が詰まったようなグジュグジュした音

       そして、小さな声が聞こえた

       そして、鼻先がピンク色に変わり始めた

       「もうちょっと!頑張れ」看護士さんも声がでていた

       2頭目の子に「起きろ~」と声をかけながら

       首の後ろを揉むが起きない

       看護士さんが、仔犬の口に○○を一滴たらす

       すると、小さな声がして・・・ピンク色に変わってきた

       3頭目がこない

       大丈夫だろうか・・・手術室を覗き込むが見えない

       エイラがんばれ

       3頭目の子が運ばれてきた

       でかい!

       がんばったね、もうちょっとだから!

       そう祈りながら一生懸命揉む

       一人の看護婦さんが「どう?」

       もう一人の看護婦さんが「起きない」

       じゃあ○○して」

       「1滴でいいんですよね」

       そんなふたりのやり取りを見ながらさすり続ける

       小さな声が聞こえた

       やった、エイラやったよ!

       子供たちが生きて産まれて来てくれたよ

       あとはエイラだ がんばれ

       その時 手術しつから声が聞こえた

       「そっち 大丈夫かー」

       先生の声だ

       「はい、大丈夫です」


仔犬たちが元気に動き始め、一安心したとき

       そうだ!性別・・・

       げっオスだ、またオス・・・最後は キャーオスだ!

       4人の方から仔犬を頼まれていて、

       一人の方がメスを希望

       あ~なんてこった・・・力が抜けた こんなことって・・・

       とりあえず、

       看護婦さんが臍の緒の処理をしてくれて体重を量る

       第2子 オス 396g

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       第3子 オス 416g

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       第4子 オス 414g

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       そして、すべてがボーダーコリー柄

       やっぱり消えた茶色

       茶色は劣勢なので黒白のグラハムと

       トライのエイラでは消えてしまうのだ


       しかし、でかい!

       普通、300g前半なのに、こいつらときたら・・・


       そりゃあ、エイラも大変だわ・・・

       落ち着いたところで、1頭目の子が入っている保温機に

       兄弟全員が集合

       かわいい


       手術室を覗くと

       最後の追い込みにかかっている

       エイラの足の紐が解かれ、その次の瞬間

       エイラがボーっと起き上がってきた

       寝ぼけたまなこであたりを見回し、こっちろ見た

       笑顔で微笑んであげる

       よく頑張ったね あーちゃんたち元気だよ


       先生「いや~最後の子 でかかったなあ~

       ひっかかってなかなか出てこないし~」

       と手術室から笑顔ででてきた

       みんな命があってくれたから、

       この笑顔があるんだなあ・・・

       私「ありがとうございました」

       先生「お母さんところに行ってもいいよ」

       すぐにエイラの所に飛んでいった

       「エイラ」頭をなでるしか出来なかった

       先生がきて、すぐにエイラを床に降ろしてくれた

       麻酔から覚め、暴れて床に落ちたら大変ということ

       私が床に座り込み、エイラをなでていると

       先生もやってきて床に座り込んだ

       先生「お母さん体力が落ちているから、一応、

       水分補給と強心剤を身体に入れておくね

       だから、もうちょっとここで辛抱してね」

       と床で点滴を打ってもらう

       先生が急に立ち上がった

       先生「おっといけねいけね、あかちゃんにミルク」

       そういって赤ちゃんを連れてきてくれた


       アレ?エイラは不思議そうに仔犬を見て、

       私の顔を覗き込んだ

       バレたか・・・・

       さっきまで1頭だった自分の子が、

       目が覚めたら増えている

       そんな顔でこっちを覗き込むエイラ

       私「あーちゃんかわいいねぇ」

       そう言うと、エイラは赤ちゃん達の匂いを嗅ぎ

       お尻を舐め始めた

       自分の子と認めたのだろう

 

       先生「はい、ちゃんと飲んで、飲んで」

       と仔犬たちに教育している

       先生「きみは下手だね~ちょっと練習」

       と言って自分の手を吸わせ、飲む練習をしてくれた

       先生「ちょっと、飲みが弱いから、

          この子ちょっと様子をみててね」


       すごい!そう思った

       寺澤先生はちゃんとすべてを何気ない中で

       チェックして見てくれている


       点滴も終わり、先生が「もう、いいよ」そう言ってくれた

       「仔犬たちを入れていくもの持ってきた?」

       一応持っていったんだけれど、寒いだろうと言うことで

       発砲スチロールに湯たんぽを入れ、

       オシッコシートを敷いて簡易輸送箱を作ってくれた

       手際がいい!

       先生だけでなく、他のスタッフも!


       帰るときも先生は玄関まで来てくれて

       「お母さん持つよ」そう言ってくれた

       エイラは先生と一緒にトコトコ階段を降りて行った

       手術後とは思えない

       先生「うちで手術した子はみんな、

          階段を普通に降りていくんだよね

                 犬ってすごいよなあ」


       車の中でエイラは仔犬達の泣き声が気になって仕方ない

       で、フタをガリガリ

       まってて、もうちょっとしたらおうちにつくから

       私は「Go home だよ」そう言った

 

       家に着いた

       暖めておいたホットカーペットに仔犬をそっと置く

       エイラはすぐにやってきて子犬にミルクを与える

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       おーちゃんと母さんやん♪


       おっと、いかんいかん

       ちょっと悪いけど、報告をしないといけないところがある

       携帯電話を手にとった・・・









【出産を終えて・・・】

この世に生まれてきてくれてありがとう

君たちはちゃんと待っていてくれる人がいるんだよ

そう、生まれたときに彼らに声をかけた


しっかし、姿を見るまでホント長かった・・・

その一言に尽きる 




今回のことを振り返り決断の怖さを思い知った・・・

あと一歩遅れていたら・・・

恐怖がよぎる

本当にこの世に生まれてきてくれてありがとう

君たちが幸せになれるように、私ができる精一杯のことをするよ

そして、大きくなったらエイラやグラハムのように

人に幸せと出会いを運ぶ犬になってね


ありがとう エイラ

ありがとう グラハム
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by taisho_k | 2007-02-24 11:15 | 犬たちとの日常
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