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『ボクらとオカンの・・・・漫才な日々』


北海道で暮らすボーダーコリー9頭とオカンの生活記録
by taisho_k
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オカンの写真だけの
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開腹手術

年をとってきたせいか、ぐったりと寝ていることが多くなったぎゅう

外に行くと元気は、元気だったんだけどね



まあ、年だしなあ


が、先日 子供たちと逝き遊びをしていたとき
普段なら遊び優先のヤツら

その中で、ぎゅうだけが私を見つけとぼとぼとぼ

「オカン、あたしツライデス」と訴えてきた

息もぜえはあ、ぜえはあ・・・変な息遣い

お腹も張っているみたい

急遽、病院へ連れて行った


先日、血液検査の時にちょうど調べてもらっていたのだが

ぎゅうだけが白血球の数が異常な数値だった

普通の子の倍 1000という数値を表していた。



そして、昨日・・・
病院へ行ったとき、数値を図ったら30000という異常な数値

触診してもらうと、腹部に何か触る
急遽エコーを撮ると
5cmぐらいのモノが

たぶんコレだろうということで

ツライとか痛いというモノはとれるものならとってやりたい

つうことで、センセイにお任せし手術が決定

開いてみないと、なんともいえないが
ダメだったときは、そのまま閉じる
取れるものはとる

そして、今日
12時から手術となった

まず、精神安定剤を打つ
昨日、心臓に雑音が聞こえる
そして、低血圧になっているとこの安定剤を打つのは危険らしいが

今日、確認したら・・・もしかしたら雑音は心臓ではなく
白血球が低下していることにより血がサラサラに流れその音が聞こえている可能性があるとのこと

つうことで、安定剤投与ということになった
この安定剤を打つことで麻酔の量を減らすことができるという

センセイが当初考えていた、安定剤の量は9ミリほど
が、ぎゅうは2ミリで効いてきてしまった。
そうとう弱っていたということになるらしい。
開腹手術_e0113228_182946.jpg



そして、安定剤が利いてきた後
今度は簡単に言うと麻薬みたいなものを打って少し時間を置く
コレは、安定剤が効きどよよーんとなったぎゅう
力が入らないので不安になり力み・・・・脱糞
開腹手術_e0113228_1831143.jpg


手術の準備ができ手術台へ
なんとなーくの意識の中、診察台へあげられ
全身麻酔に入る
完全に眠ってから、お腹をだし足を紐で固定し
開腹手術_e0113228_1833036.jpg


開腹手術_e0113228_1852764.jpg


大また開きにし毛を剃る
開腹手術_e0113228_1835128.jpg


毛を剃った後、周りの毛が入らないようにラップみたいなもので毛を覆う
ラップだと空気が完全に密閉されるが、コレは水は通さず空気は通す優れものらしい
開腹手術_e0113228_184765.jpg


そして、最後にかみそりで毛を剃る
開腹手術_e0113228_1842637.jpg



麻酔担当は、血圧、酸素量、麻酔の量、点滴の量の報告と調整をし全て記録する
開腹手術_e0113228_1844162.jpg


センセイと助手
開腹手術_e0113228_184586.jpg


息のあったコンビネーションで手術が行われ
テレビのような「メス」とかそういう言葉がなく手術が進んでいく

開腹手術は・・・20cmほど切った
そして、キレイに縫われこんな感じ
開腹手術_e0113228_1854395.jpg



全部で3層で縫われている
いちばん下、二番目(コレは皮下脂肪)を溶ける糸で縫い
最後の皮膚は針金の糸で縫う
10日後に抜糸になる。

毛が入りこまないようにしたラップは最後にベリベリはがされた
見ているほうが痛かった(笑)
開腹手術_e0113228_186673.jpg



さて、病気についてだが
写真は全て撮ってあるけどグロテスク過ぎるのでここでは控える
模型があったのでソレで^^

当初、卵巣になにか腫瘍があるのではという見解だったが
開いてみたら、卵巣ではなく子宮だった


犬は、人と違って卵巣はあまり発達していなくて卵巣から子宮がVの字のようになっていて、Vの両方に子犬がたまねぎ状といったらいいのかポンポンポンとつく
その卵巣が本来であればキレイなチューブのようにツルリとしているのだが
小豆のようなものがいくつかづつくっつき、ボッコボコになっていて
そのひとつがなんと10cm大の塊になっていた
エコーでは5cmとなっていたが、ある意味子犬ぐらいの大きさになっていた

手術後、センセイと開いてみたら
どろっとした血の塊の液体が出てきてそうとうな匂いがし中から5cmの塊が出てきた
これが、エコーに写っていたものだ

そして、小豆がいっぱいついたような腫瘍を切ってみたら
茶色い膿が中にあった

病理に出し、詳しいことを調べてみないとわからないが

たぶん、この小豆のような腫瘍が先にでき
そこから発生するイロイロな物質により、5cm大の腫瘍が出来上がったのではないかという

とにかく、いちばん下の卵巣部分を糸で縛りレーザーメスで切り落としたのでスッキリ

まっ簡単に言うと避妊手術している子は100%この病気にはならないということだ

現在、ごはんも食べ横になっている
2,3日はツライだろうけれど
悪いものをとったのでだんだんと開腹し、元気なでへへなぎゅうに戻るであろうとのこと


おまけ
つめきりがだいっきらいなぎゅう
この私でも一人で押さえてつめきりをすることができないほど暴れる
そんなことを知っているスタッフの彼女達は、ここぞとばかりに切ってくれる(笑)
ありがたい

ごしんぱいおかけいたしましたが、きっと10日もすれば元気になってくれるでしょう

体力が落ちていたので、精神安定剤がかなり効き
まだまだどんよりモードのぎゅうですが、ぐっすり眠って復活してくれることでしょう

では、私も今日はこのへんで寝ます
おやすみなさい

追記
Ope 腹腔内腫瘍(卵巣・子宮)摘出手術
手術開始時間 12:26 体温38.5 
手術終了時間 14:25 抜き管(コレは、酸素や麻酔を入れてる管)


追記: 現在のぎゅう


 部屋にいるときは、ぼーっと寝ている
でも、外では元気いっぱい
ほら、足取りも軽やかに
開腹手術_e0113228_18102751.jpg

雪解けも進み・・・ふと横をみたら フウ~
「ぎゅう、なにしてんの!」
開腹手術_e0113228_18105928.jpg

声をかけたら、ほらこの通り

土を食べてます まったく
開腹手術_e0113228_1811216.jpg


他のヤツラも元気です

で、雪解けの水溜りでびっしゃびしゃ
開腹手術_e0113228_1813572.jpg


開腹手術_e0113228_18131854.jpg


開腹手術_e0113228_1813559.jpg


開腹手術_e0113228_18141281.jpg


まったく、びっしゃびしゃだわよ
仕方ないので、排便所に一時放牧

カラダを乾かしてからウチに入れました(笑)
by taisho_k | 2012-04-25 18:15 | 犬たちとの日常
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